Webサイトをリニューアルしたワケ
2025年末、WebサイトをWordPressからAstroに乗り換えました。
以前のスタイル
昨年までは、iPadアプリのトップページをWordPressに、細かな使い方に関する情報はnoteに、という形で運用してきました。
使い方もWordPressでイイじゃん、という話もありますが、noteが先だったんですよね。
もともと自分のWebサイトを持つことにはあまり興味がなかったので、SNS + noteで情報発信は完結させていました。
これはこれで、それなりに成り立っていました。
もともとSNS経由でアプリの存在を知っていただくことが多かったものですから。
ただ、お仕事の関係でWeb技術に触れることも増えてきて、勉強がてらWebサイトを立ち上げることにしました。
加えて、数年前から関心を持っていたブラウザで動くWebアプリも公開してみようと。
(それまではGitHubなんかにこっそりと公開していたのです…まだ教員時代、それで自立活動の授業をやったことも)
WebサイトといばWordPressかな、という浅い考えで、とりあえずWordPressにトライしてみることにしました。
そんな流れでWordPress + noteという形のできあがり。
整理して書くと、以下のような役割分担です。
- WordPress: 固定ページ掲載、Webアプリへの入り口
- note: ブログ(主に各アプリのドキュメント)
WordPress + noteでの不満
いや、不満と書いてしまいましたが、どちらも素晴らしいサービスだと思っていますよ。
自分のスタイルとすこーし合わなかっただけで。
両者とても良いサービスなので、今後戻る可能性もゼロではありません。
良かった点
- スタートが楽。noteにいたってはアカウントとヘッダー画像作るだけ。
- 更新も楽。ブラウザとインターネット環境があればどこでもアップ可能。スマホでもOK。
- デザインができ上がっているのでコンテンツに集中できる。
- 読者と繋がる機能も完備。
本当によくできた素晴らしいサービスです。
わざわざ私なんぞが書くまでもありません。
ですが、こういったメリットを投げ打ってでも、Astroに乗り換えてみたくなったのです。
自分と合わなかった点
バックアップが面倒
noteよりもさらに前は、Facebookの機能を使って(これも「ノート」だったかな?)いましたが、そのサービスがなんと終了してしまいました。
それまで書き溜めていた記事は全て水の泡。まだインターネット上のサービスに使い慣れていなかった頃の話です。
そんな経験もあり、noteの記事は全てバックアップを取っていました。
記事はローカルPCにマークダウンファイルで書き上げ、画像も同じディレクトリに保存。
それをnoteにアップ。note上で微調整が発生したらローカル側の元ファイルも修正。
マークダウン形式での執筆は好きだったので、その意味では自分に合ったスタイルでした。
ブラウザでnoteの記事を書き進めることはありませんでしたし、スマホでの執筆も皆無です。
ただ、アップ後に修正が入った場合の対応はやはり面倒でした。
WordPressと仲良くなりきれない
便利なプラグインは多いのですが、自分のニーズとイマイチ合っていないことも多く。その割に更新が頻繁でメンテナンスコストばかり増える印象で。
WordPressは便利機能(というよりお節介機能)が満載で、さまざまなプログラムが絡み合って、トラブルが起こった時の対処が難しいことが多かったです。
これについてはもう少し開発環境を工夫した方が良かったのだと思いますが、WordPressで仕事を取っていく予定もなく、あまりそこに時間はかけられませんでした。
PHPもLaravelなどは興味をもって触っていましたが、WordPressにはなぜか馴染めずじまいでした…。
アクセス状況の分析が手間
これはそこまで大きな理由ではありませんが、WordPress側のアクセス状況とnote側のアクセス状況が一度に見られませんでした。
noteなんかは、無料なのにアクセス状況まで教えてくれるなんて凄いですけどね。しかも見やすかったし、大変お世話になりました。
まぁそれでも、やっぱり一括して状況を把握できた方がありがたいかなぁ、ということで。
HTML/CSS/Javascriptの自由がない
ここらが一番の理由になってきます。
自分は「プログラマ」ということもあり、コードで細かい部分を表現したいという「欲求」「衝動」がどうしても抑えられず。
具体的に書くと、iframeやgifの自由度については、WordPressやnoteで不満を感じることが多かったです。
WordPressなんかは対応できたのかもしれませんが、先述の通り今ひとつ仲良くなりきれなかった部分があり。
Webアプリもいろいろと作り始めていたので、そこで培った知識をWebサイトにも活かしたい、と考えるようになってきました。
WebアプリというのがReact製のSPAで、がっつりフロントエンドだったのです。
そしてAstroへ
このWebサイトはAstroで構築しました。
Astro(+React)で作ったWebサイトにReactのSPA、ところどころPHP、みたいな感じです。
基本、静的サイトということでSSGが強いと話題のAstroに決めました。
他にもNext.jsやGatsbyも検討しましたが、今の自分のお仕事との相性が最も良さそう、ということでAstroを採用しました。
Astroにして良かった点
フロントエンド開発の勉強になる
WordPress + noteの部分に書いたことの裏返しですね。
まずはこれが大きいです。
フロントエンド開発にはVScodeを使っていますが、その環境を活かせますし、さらにその理解を深めることにも繋がりました。
このフロントエンドの開発環境とiPadアプリ用の開発環境に加えてWordPress用の環境を持つのはしんどかったのかなぁ、と振り返って思ったり。
生成AIとの接続性
AstroでのWebサイト構築では、時代の流れに乗って生成AIを使いまくりました。本当に、これなしでの開発はもはや考えられない。
自分の最近の環境はVScode + Gemini CLI、時々ChatGPTという構成。
Cursorも興味ありましたが、Gemini CLIが登場してからは「これでイイじゃん」と落ち着いてしまいました。
WordPressの管理者ページをいじっているだけではこの開発体験はなかなか得づらいですよね…。
マークダウンの扱いやすさ
Astroはマークダウンファイルがそのままブログ記事になります。
マークダウン好きの私に取っては最高の環境。
しかも、mdxというマークダウンを強化した形式を使えば、iframeのような要素も自由に追加可能。
プログラマの遊び心をくすぐります。
バックアップが楽
これまでマークダウンに書いてからnoteにアップしていましたが、マークダウンがそのままブログになるということで、バックアップの悩みは解決。
仮にこのWebサイトに何かあったとしても、マークダウンファイルが残っていればなんとか引っ越しの方法は考えられそうです。
良くなかった点
更新が少し手間
ここはどうしても、WordPress、noteという大多数が使うサービスに軍配があがります。
ログインして書いて保存、公開すれば良いだけですもんね。
Astroの場合は、ローカルで編集環境を開き、ディレクトリやファイルを作成して、マークダウンファイルに最低限必要な定形文(タイトル、タグや更新日)などをコピペして、執筆、保存、ビルド、サーバーへのアップロード、、、となかなか手順が必要です。
自分は好きだからその手間も楽しんでやっていますが…非エンジニアさんがいるチームとかではまず成り立たないですよね(汗)。
とは言えこの手間はバカにならないので、長期的に見てダメージになっていかないかは真面目に心配はしています。
そのため、執筆後のアップ手順はいろいろと検討しました。
CI/CDというんですかね。個人でやっているので実質ただのCDですが。この辺りは別の記事に少し残す予定です。
細かいデザインに凝りすぎてしまう
最後にこれ。完全にメリットの裏返しですね。
ブログで大事なのは内容・・・というのは言うまでもないことでしょう。
ですが、細かくページの構成、デザインをいじれてしまう分、肝心の中身に集中しきれていないのでは、という懸念はあります。
この点、特にnoteというサービスは秀逸だと思います。
noteで書いた文章って見やすいですもんね。
配色やフォントなど、細かいデザインが完成されているので、中身に集中できる。
これって本当に凄いことだと思います。
Astroの運用に疲れてしまったら、きっとnoteに戻ることでしょう。はい。
ということで、WordPress + noteからAstroに乗り換えた理由をつらつら書いてみました。
数ヶ月運用してみて、またどこかのタイミングで振り返ってみたいと思います。